80’s Modern ~1980年代的モダンテイスト~
1980年代に注目された構築性、造形性を特徴としたモダンでミニマムな流れ。日本ではそれほどの注目を見なかったが、欧米では根強い。2011秋冬も、ストーム使いのプレーン・パンプス、またショートブーツやトップラインの深いパンプス、あるいはブーティとして継続している。特に後者は、パンツとの組み合わせで再注目ということになりそうだ。
New Ballerina ~ソフトからハードへ転移する~
バレリーナ人気はいつまで続くのか。トレンド・アイテムというより、コレクションになくてはならないスタイルとして定着した感がある。そんな中で変化が見られる。柔らかいバレリーナ本来の作りからハードへの転換だ。例えばアッパー素材ではエナメル、ヒールはよりしっかりと。かつてのニュートラのカッターシューズのような雰囲気が新しい。
New Material ~アッパー素材の新傾向~
素材の傾向に触れると、2011秋冬の大きな特徴は、エナメルの復活だ。そしてさらに新しいのが、ガラスの台頭。背景にあるのは、クラシックへの注目だ。それと気になるのが、エラスティック、つまり伸縮素材。1980~90年代に伸縮素材のパンプスやブーツがヒットしたことがあったが、エラスティック素材の使用をコンセプトとしたブランドも登場しており、ヒット再来の予感も。