革底(レザーソール)のお手入れ方法
革底の乾燥やひび割れを防ぐため、革底にはミンクオイルを塗ります。乾燥を防ぐとともに柔軟性・耐水性が向上します。塗りすぎると革が柔らかくなり、減りが早まりますので少量を月に1~2回程度でOKです。特に、急な雨などで濡れてしまった後には効果的です。
靴の手入れ(シューケア)用品の準備
革底のケアに必要なお手入れ用品は次の通りです。
以上4点を用意します。
お手入れ方法(手順)
1、ブラッシング
ブラシで、砂やほこりをはらいます。力を少しかけながら、できるだけいっぽう方向を心掛けると、汚れがよく落ちます。
2、布にミンクオイルを取る
布に、少量のミンクオイルをとります。ごく少ない量をソール全体に塗る事がコツです。ミンクオイルを塗れば塗るだけ、革底が柔らかくなり減りやすくなります。
3、ミンクオイルを塗る
ミンクオイルをソール全体に塗ります。うすく、均一に塗る事がコツです。あまり力をいれずスピーディーに塗ります。右の矢印のように、円を描くような感じに塗るとうまく塗れます。
4、コバ周りにもミンクオイルを塗る
ついでに、コバ周りにもミンクオイルを塗っておきましょう。ソールに塗った時より少し多めの量を塗るのがコツです。日頃、アッパーの革のお手入れをきちんとしていても、ソールとのあいだの革は乾燥してひび割れしがちなものです。コバからしみ込んだミンクオイルが、巻き込んであるアッパーの革に浸透して乾燥を防ぎます。
5、乾拭き
布のきれいな面を使って、余分なオイルを拭き取って完了です。力を少しかけながら素早くこするように拭き取るのがコツです。美しい艶が復活します。
→実際に履き込まれたレザーソール(革底)のお手入れ方法(実践編)
※ご注意
皮革の種類や仕上げ等によってお手入れ方法も異なりますので、目立たないところで一度お試しになってから行ってください。あくまで自己責任でお願いいたします。
(文・写真/靴のパラダイス)