スニーカーと革靴(ビジネスシューズ・紳士靴)のサイズ感の違いと大きさを比較/革靴やローファーを通販でお求めの際のご参考

スニーカーと革靴(ビジネスシューズ・紳士靴)のサイズの違いと大きさを比較

ビジネスシューズ(革靴)やローファーなどの紳士靴と、ナイキやアディダス、コンバースといったナショナルブランドのスニーカー(スポーツシューズ)のサイズ感の相違について多く問い合わせをいただきます。また、スニーカーと同じサイズで革靴やローファーを通販で購入され、「サイズが大きい」と下のサイズへの交換も多く承ります。
そこで、革靴とスニーカーとのサイズ表記基準の違いを説明するとともに、実際に靴の大きさを比べてみることにします。
通販で革靴やローファーをお求めになる際は、ぜひご参考にしてみてください。

革靴とスニーカーとのサイズ表記基準の違い
実例(店長の場合)
靴の大きさを比べてみる
 ・同じサイズ「29.0cm」の革靴とスニーカーの大きさを比較
 ・「29.0cm」の革靴とスニーカーの実寸を計測してみる
 ・店長がぴったりなサイズの革靴とスニーカーの大きさを比べてみる
 ・「27.0cm」の革靴と「29.0cm」のスニーカーの実寸を計測
ローファーの場合
 ・「29.0cm」のローファーの実寸を計測してみる
番外編①:デザインの異なる同じサイズの革靴の大きさを比べてみる
番外編②:革靴の木型(ラスト)の大きさを計ってみる
 ・海外(米国)の木型(ラスト)を計ってみる
まとめ


革靴とスニーカーとのサイズ表記基準の違い

革靴サイズとスニーカーサイズの表記基準の違いの図

国内メーカーのビジネスシューズ(革靴)などの紳士靴、ローファーの多くは、JIS規格(日本工業規格)に基づいたサイズ表記になっていて、「足入れサイズ」と呼ばれる、履く人の足の全長を表記しています。

それに対し、ナイキやアディダスといったナショナルブランドのスニーカーのサイズ表記は、つま先の余裕分である「捨て寸」を含めた、靴内の全長サイズ(靴型の全長)を表記していることが多いようです。

それにより、捨て寸の分、サイズに差異が生じることになります。
捨て寸は、靴のサイズによって異なりますが、一般的には1.5cmくらいが目安です。

例)
スニーカーの「26.0cm」=革靴の「24.5cm」 に相当
スニーカーの「30.0cm」=革靴の「28.5cm 」に相当

以上より、はじめて革靴やローファーなどの紳士靴をお求めになる際は、お履きのスニーカーサイズより、1.0cm~1.5cm小さめをお選びいただくとよいと思います。ご心配な方は、ご自身の足の全長をぜひ測ってみてください。 「足の全長サイズ」=「革靴のサイズ」が目安となります。( → 足のサイズを測定する

※以上は、国内の紳士靴の場合です。海外メーカーの輸入紳士靴の場合は、その国の基準で作られているため、当てはめることができません。

実例(店長の場合)

私(店長)の足のサイズ-全長27.0cm(270mm)人差し指が約28.0cm(280mm)

私(店長)の足のサイズは、
1、かかと~親指までが、約270mm(27.0cm)
2、かかと~人差し指が、約280mm(28.0cm)
ギリシャ型の足をしていて、やや外反母趾ぎみです。

靴のサイズで一般的に基準となる寸法は、1のかかと~親指までの寸法(27.0cm)です。
私は普段、ビジネスシューズやローファーでは「27.0cm」を履きます。
ところが、スニーカーとなると27.0cmでは到底きつく、ほとんどのメーカーで「29.0cm」がちょうど良いです。
実際には「28.5cm」がジャストフィットな感じですが、スニーカーはつま先の丸いデザインが多いため、ギリシャ型の足の私では歩行時に親指以外の指が当たってしまうことがあります。「29.0cm」ではどの指も当たらず快適に履くことができます。

靴の大きさを比べてみる

同じサイズ「29.0cm」の革靴とスニーカーの大きさを比較

下は、「29.0cm」のスニーカー(コンバース オールスター)と、同じサイズ「29.0cm」の革靴の比較写真です。
私はスニーカー(29.0cm)はぴったりですが、革靴(29.0cm)はブカブカです。

29.0cmのスニーカー(コンバース オールスター)と、同じサイズ「29.0cm」の革靴の比較写真/左足
左足同士の比較
(※写真の紳士靴「PARASHOE 革底ストレートチップ」)
29.0cmのスニーカー(コンバース オールスター)と、同じサイズ「29.0cm」の革靴の比較写真/左右
左足と右足の対での比較

デザインにもよりますが、大きさにかなりの差があることが、おわかりいただけると思います。
スニーカーの29.0cmは、足の全長が27.5cmくらいの人が履いてちょうど良いのに対し、革靴の29.0cmは、足の全長が29.0cmの人が履いてちょうど良いサイズだからです。そのため、サイズ感としては約1.5cmくらいの誤差があります。

実寸を計測してみる

29.0cmのスニーカー(コンバース オールスター)と、同じサイズ「29.0cm」の革靴の比較写真/左右の寸法

実際に靴の全長(ソールの実寸)を計測してみます。
スニーカーは「31.5cm」、革靴は「33.5cm」でした。

29.0cmのスニーカー(コンバース オールスター)の内寸と、29.0cmの革靴の足入れサイズ

29.0cmのサイズ表記イメージです。
スニーカーは靴の内寸を表記している印象です。
革靴は、JIS規格に基づき、その靴を履く足の全長(踵から親指までの寸法)を表記しています。

29.0cmのスニーカー(コンバース オールスター)と、29.0cmの革靴の足入れサイズと捨て寸

スニーカーにも革靴同様、歩行時の捨て寸が必要ですので、「29.0cm」表記のスニーカーを履く足の全長は、おおよそ「27.5cm~28.0cm」になります。内寸から捨て寸分(1.0cm~1.5cm)を引いた数値になります。
なおデザイン上、革靴の方がつま先が尖っていることが多いので、スニーカーの方が捨て寸は少なくなります。
また、つま先まで全体がメッシュなどの柔らかい素材でできたランニングシューズなどでは、足に近い形状のデザインにして、捨て寸をあまり取らないスニーカーもあります。その場合、全長サイズはより小さくなります。

店長がぴったりなサイズのスニーカーと革靴の大きさを比べてみる

次に、「27.0cm」の革靴と、「29.0cm」のスニーカーの大きさを比べてみましょう。両方とも、私のぴったりなサイズです。

「27.0cm」の革靴と、「29.0cm」のスニーカーの大きさを比較/左足
左足同士の比較
「27.0cm」の革靴と、「29.0cm」のスニーカーの大きさを比較/左右
左足と右足の対での比較

革靴の方が、つま先の尖った形状の分やや大きく見えますが、靴内は同じ大きさ(寸法)の足の人が履いて、ほぼちょうど良いサイズになっています。

実寸を計測してみる

29.0cmのスニーカー(コンバース オールスター)と、同じ足入れサイズ「27.0cm」の革靴の大きさ比較写真/左右の寸法

それぞれの靴の全長(ソールの実寸)を測定してみます。
「29.0cm」のスニーカーは31.5cm、「27.0cm」の革靴は31.0cmでした。

29.0cmのスニーカー(コンバース オールスター)と、「27.0cm」の革靴の足入れサイズと捨て寸のイメージ図

足入れサイズのイメージです。
サイズ表記の違う靴ですが、どちらも同じ全長の足(店長)が履いてぴったりのサイズです。
店長はギリシャ型の足なので、人差し指が異様に長いため、丸みのあるデザインの靴は0.5cmくらい大きめを履くことがあります。逆に、先の尖ったデザインの革靴などは捨て寸に人差し指がうまく収まってしまうため、ぴったりめ(ジャストフィット)を選びます。ですので、デザインや幅にもよりますが、スニーカーで28.5cm~29.0cm革靴で27.0cm~27.5cmくらいの範囲になることが多いです。

以上が、スニーカーと革靴とのサイズと大きさの比較になります。
先にも述べましたが、はじめて革靴やローファーなどの紳士靴をお求めになる際は、普段お履きのスニーカーサイズより、1.0cm~1.5cm小さめをお選びいただくとよいと思います。
(※ご心配な方は、ご自身の足の全長をぜひ測ってみてください。「足の全長サイズ」=「革靴のサイズ」が目安となります。→ 足のサイズを測定する

ローファーの場合

制服に合わせて通学などで履く学生ローファーも、革靴(ビジネスシューズ)同様、JIS規格(日本工業規格)に基づいたサイズ表記がされています。よって、ナイキやアディダスなどのスニーカーのサイズより1.0cm~1.5cm小さめをお選びいただくとちょうど良い場合が多いです。

「29.0cm」のローファーの実寸を計測してみる

「29.0cm」のローファーの靴の全長(ソール実寸)は、32.0cmでした。

29.0cmのローファーの足入れサイズと捨て寸

足入れイメージです。
「29.0cm」のローファーは、足の全長が29.0cmの方がお履きになって、ちょうど良いサイズになっています。
つま先の余裕は、捨て寸と呼ばれる歩行時に必要な余裕分となります。

(参考:ローファーのサイズ選びについて – スニーカーサイズとの違いと大きさを比較


番外編①:デザインの異なる同じサイズの革靴の大きさを比べてみる

ビジネスシューズ(革靴)は、つま先のデザイン・長さによって同じサイズでも大きさが異なります。ただ、デザイン的なもので、サイズ感にはあまり影響せず同等の足入れ感です。
同じサイズの靴を比較してみます。

つま先の長めのデザインの紳士靴との比較

つま先の長めのデザインのビジネスシューズ(革靴)との比較
(※写真右の紳士靴「PARASHOE 本革ストレートチップ」)

両方とも同じサイズの紳士靴です。
右はつま先が長めのデザイン。同じサイズ表記でもデザイン分(aの部分)大きくなります。同じサイズなので足入れ感(サイズ感)はほぼ同等です。
(ただ、靴の幅より足の幅の方が細いの方がお履きになると、つま先の長いデザインでは、足が前にずれることで足入れ感がゆるくなる場合があります。)

つま先が丸いデザインの紳士靴との比較

つま先が丸いデザインのビジネスシューズ(革靴)との比較
(※写真右の紳士靴「RinescanteValentiano 本革プレーントウ」)

両方とも同じサイズの紳士靴です。
右はつま先の丸いデザイン。
同じサイズ表記でもデザイン分(bの部分)短くなります。同じサイズなので足入れ感(サイズ感)はほぼ同等です。
(ただ、私のように親指より人差し指の長い「ギリシャ型」の足の場合、丸いデザインの同じサイズでは、歩行時に親指以外の指が当たってしまうことがあり、ひとつ大きめのサイズを選ぶ時があります。)


番外編②:革靴の木型(ラスト)の大きさを計ってみる

紳士靴の木型(ラスト)

写真は、一般的な紳士靴(革靴・ビジネスシューズ)の製造に使われている木型(ラスト)です。
プラ型、靴型などとも呼ばれています。

メンズ27.0cmの木型(ラスト)

サイズは、メンズの「27.0cm」。(※JIS規格に基づくサイズ表記)

紳士用木型の上から見た写真
上から見た図
紳士用木型の全長と足のサイズ

表記サイズ「27.0cm」に対し、木型の全長サイズは「30.5cm」ありました。革靴のサイズ表記は、写真の足の図のように、その靴を履く足の全長サイズを表記しているためです。
ちなみに写真の木型は、つま先の長いデザインということもあり、つま先の歩行余裕分である「捨て寸」と、デザイン的な長さが多めに取られています。

紳士用木型(底面)の全長
木型の全長30.5cm

海外(米国・アメリカ)の木型(ラスト)を計ってみる

米国靴の木型(ラスト/メンズ紳士靴用)サイズ8D

以前アメリカから取り寄せた、米国靴に使われていたであろうメンズの木型(ラスト)。

サイズ表記は「8-D」

サイズ表記は「8-D」で、サイズ「US8」ワイズ「D」です。
海外サイズ換算表で日本サイズに換算すると、US8は「26.0cm」となります。

米国靴の木型(ラスト)を上から見た図
上から見た図
米国靴の木型(ラスト)の全長と足のサイズ

表記サイズ「US8/26.0cm」に対し、木型の全長サイズは「28.5cm」ありました。
やはり、アメリカの紳士靴も日本同様、その靴を履く足の全長サイズを表記しているようです。
ちなみに、写真の木型はオーソドックスなデザインで、特につま先は長めではありません。

ご参考までに、寸法26.0cmあたりは写真の足の図のようになりました。
もし、実寸(足の全長)26.0cmの方がこの木型の靴を履いたら、少しきついかもしれないと感じました。この木型の実際の日本サイズは「25.5cm~26.0cm」くらいかと思われます。そもそも、アメリカと日本ではサイズの単位がインチとセンチで異なり、単純にイコールとはいかず多少の誤差が生じるでしょうし、つま先の余裕分(捨て寸)の取り方(大きさ)も国によって異なると思われます。ですので、正確に日本サイズに換算するのは少し難しいです。

米国靴の木型(ラスト)の底面の全長
木型の全長28.5cm

まとめ

以上ですが、革靴のサイズ選びの参考にしていただけたら幸いです。
ナイキやアディダス、コンバースといったスニーカーのサイズと同じサイズで、革靴やローファーをお求めになると、双方のサイズ表記基準が異なることから、1.0cm~1.5cmゆるくなってしまいます。ですので、できればお求めになる靴が、スニーカーサイズなのか、革靴サイズ(JIS規格)なのか、販売店にご確認いただいたうえで購入いただくと、サイズ選びに失敗せずに済むかと思います。
当店で扱っている靴のほとんどは、特に表記のない限り「革靴サイズ(JIS規格)」ですが、もし当店の靴の中でサイズ選びにお悩みの方やサイズがご心配な方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。(→ メールフォーム
また、「よくある質問(サイズ選びについて)」「Q&A質問集(靴のサイズ選びについて)」もご参照いただけらと思います。

(文・写真/靴のパラダイス)