身体測定(身体検査)健康診断に足(足長/靴のサイズ)の測定を!-「足長(そくちょう)計測を、全国の学校の身体測定(身体検査)や、大人の健康診断に加えたい!」導入推奨プロジェクト

足長計測器で足長(そくちょう)を計測している足

足の全長である「足長(そくちょう)」は、靴のサイズ選びに欠かせない目安であり、大人はもちろんですが、成長過程の子供にとっては特に重要かつ、将来の足の健康にも繋がるとても大事な寸法です。
私の長い靴屋としての経験上、ご自身またはお子様の足長を把握している方は意外に少なく、間違ったサイズの靴を履いている、または子どもに履かせてしまっている方が多く見受けられます。

ですので、「足長」を把握するということは、正しい靴のサイズ選びを助長し、ついては足の病気の予防を促進し、運動機能の維持に繋がり、結果的に健康寿命の延ばすことに貢献できると考えています。

以上の理由より、弊社は「足長」の計測を、全国の(特に学校での)身体測定(身体検査)や健康診断に加える活動を行っていきたいと思っています。(もし、ご賛同いただける業者様や行政の方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけると幸いです。)

株式会社パラシューネット 代表取締役 大嶋信之
Email: nobuyuki.oshima@parashoe.com
Tel: 03-6281-0085

身体測定(身体検査)に足長測定を加える(導入する)重要性
 ・足長測定のメリット
足長(そくちょう)とは
足長と靴のサイズの関係
 ・サイズ例
 ・輸入品の革靴のサイズは?
ワイズ(足囲)
まとめ
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身体測定(身体検査)に足長測定を加える(導入する)重要性

小学校の身体測定の結果

現状、小学校、中学校、高等学校(高校)の身体測定(身体検査)では、主に「身長」「体重」が測定され、そこから「肥満度」も計算します。
数年前(2016年)までは上記二つに加え「座高」と言って、座った状態のお尻から頭頂部までの寸法も計測していましたが、現在は「測定に意味がない」「結果が活用されていない」などの理由から、規定の診断項目から除外されています。

身長測定器

「身長」および「体重」は、子どもの発育を計る最も重要な項目になりますが、それら二つに平行して足の発育を計測することは同様に重要だと私は考えています。
なぜなら、子どもたち自身、また親御さんが、足の大きさを知ることで、上履きのサイズや普段履く靴のサイズが適正かどうか知ることができるからです。
もし、足の成長を見過ごして小さい靴を履いていたりすれば、足を痛めるだけでなく、足の変形や病気に繋がってしまいます。そうなれば、大人になった後、将来にわたり足の変形・病気や靴選びなどで苦しむことになります。
それらを防止する最良の方法が、足の長さ「足長(そくちょう)」を計測することです。
子どもの成長のタイミングにはそれぞれ個人差がありますが、足も身長と同じように一気に大きくなる時期があります。(身長が伸びる前に、足が先に大きくなるという方も多くいらっしゃいます。)そんな時期を見過ごさないためにも、定期的に行われる身体測定(身体検査)に、ぜひとも「足長計測」を新たに加えていただきたいと思っています。

足長測定を導入することで、現在の靴のサイズが足に合っているかどうか確認できますし、また靴を購入される際のサイズ選びもスムーズにることが期待されます。きっと、間違ったサイズを買ってしまうことも少なくなると思います。

また、定期的に足長測定を行うことで、育児放棄(育児怠慢)といった育児虐待のひとつであるネグレクトを受けている子どもの早期発見にも繋がると思っています。子どもの足のサイズが大きくなっているのに、上履きや靴のサイズがずっと小さいままなど、育児放棄を受けている児童の発見のきっかけにもなり、子どもたちを守ることにもなると思っています。
学校の定期健康診断の中の「歯科検診」でも、子どもの歯の状態と治療状態から、ネグレクトを歯科医師が発見するケースがあると言われていますので、足長測定と合わせれば、より明確な発見の手助けになると思います。

「足長測定」のメリット

●子どもたち自身が、自分の足の大きさと靴のサイズを把握できる。
●親御さんが子どもの靴のサイズが合っているか確認できる。
●足の変形や病気を予防できる。
●靴購入時に、サイズ選びをスムーズに行える。
●サイズに合った靴を履かせないといったネグレクト(児童虐待)を発見できる。
・・・など


足長(そくちょう)とは

足長(そくちょう)

「足長」とは、足の踵の骨の出っ張った部分(接地面より少し上の部分)から、つま先(指の先端)までの全長サイズのことを言います。
足のタイプによって、第一趾(母趾)の先端までの方と、第二趾(人差し指)までの寸法の場合があります。

足のタイプ(エジプト型、ギリシャ型、スクエア型)

エジプト型とスクエア型は、第一趾(母趾)の先端までの寸法を計り、ギリシャ型は第二趾(人差し指)までの寸法を計ります。日本人で一番多いのはエジプト型と言われています。


足長と靴のサイズの関係

足長が、なぜ靴のサイズ選びに重要な目安になるかというと、国内の靴はJIS規格(日本産業規格)に基づき、足入れサイズすなわち「足長」を表記するよう定められているからです。
ですので、基本的には足長が25.0cmの方は、25.0cmの靴を選べば良いということになります。

しかし、現在広く履かれている、ナイキやアディダス、ニューバランス、コンバースなどといった海外メーカーのスニーカーやスポーツシューズは、足入れサイズ(足長表記)ではないために、靴のサイズ選びに混乱を招いています。

ここでいう国内の靴というのは、
上履き、ローファー、革靴(ビジネスシューズ)、パンプスやサンダルなどの婦人靴、安全靴、ゴム長靴などです。これを称して「革靴サイズ(またはJISサイズ)」と呼ぶようにします。
それに対し、ナイキやアディダス等の海外スニーカーのサイズをわかりやすく「スニーカーサイズ」と呼ぶようにします。

スニーカーサイズと革靴サイズの違いの図

簡単に説明すると、スニーカーサイズは図の通り、「足長サイズ+捨て寸」を表記している場合がほとんどです。捨て寸とは、歩行のために必要なつま先の余裕分です。(→捨て寸とは)そのため、捨て寸の分だけ革靴サイズ(JISサイズ)とサイズの誤差が生じてしまいます。
捨て寸の大きさは、私の経験上、ブランドやメーカーによって異なりますが、概ねメンズでは1.0~1.5cm、レディースでは0.5~1.0cmが一般的のようです。
以上より、現在国内に出回っている靴には大きく分けて以下2種類の靴(サイズ)が混在しています。

1、革靴サイズ(JISサイズ)
「足の全長」をサイズとして表記。
上履き、ローファー、ビジネスシューズ、安全靴、パンプス、ブーツ、サンダル、ゴム長靴など。

2、スニーカーサイズ
「足の全長+捨て寸(0.5~1.5cm)」をサイズとして表記。
ナイキ、アディダス、コンバース、ニューバランス、プーマ、アシックスなどのスニーカーやスポーツシューズ。

ですので、購入しようとしている靴が、このどちらのサイズ表記かを確認する必要があります。
学校の上履きやローファーが25.0cmだからと、ナイキ等のスニーカーで25.0cmを購入したら、キツいことになりますし、普段スニーカーで25.0cmを履いているからと革靴で25.0cmを購入したらブカブカになってしまいます。

革靴とスニーカーのサイズの違いについては、以下ページに詳しく述べていますので、よろしければご覧ください。

サイズ例

■メンズ
革靴の25.0cm = スニーカーの26.0~26.5cm(足長25.0cm+捨て寸1.0~1.5cm)に相当

■レディース
パンプスの23.5cm = スニーカーの24.0~24.5cmくらいに相当(足長23.5cm+捨て寸0.5~1.0cm)

(ご参考:スニーカーサイズと革靴サイズ(JIS規格)の換算(早見)表

輸入品の革靴のサイズは?

海外製の革靴のサイズは、革靴サイズとスニーカーサイズの、どちらに当てはまるのでしょうか?
結論から言えば、「革靴サイズ」に近いです。
ただ海外製の革靴は、日本の革靴と比べ、ワイズ(足幅)が細身に作られている場合が多く、換算表で換算した日本サイズでもきつく感じることが多いかと思います。
詳しくは、以下のページをご参照いただけたら幸いです。


ワイズ(足囲)

足長とワイズ(足幅)の図

足長のほかに、靴のサイズと大きな関係にあるのは、横幅と甲の高さの周囲(足囲)による「ワイズ(ウィズ)」です。
ワイズは英語で「Width」と書くので、「ウィズ」とも言います。もともと「ウィズ」が正式な呼び方のようですが、少し発音しにくいことから「ワイズ」と広く呼ばれています。

ワイズ(ウィズ)とは、足の横幅の一番広い「ボールジョイント」とも呼ばれる、親指(母趾)の付け根~小指(小趾)の付け根を結んだ直線と、甲を結ん周囲の寸法(足囲)のことで、この値からサイズ別にA~Gまで段階的に大別されています。(→足囲とワイズ

普段売られている国内の革靴のほとんどが、
メンズで「3E(EEE)」
レディースで「2E(EEE)」
ワイズです。これらが日本人に最も多いと言われています。

メンズ「3E(EEE)」と、レディース「2E(EEE)」は、どちらかと言えば広めの方なので、ほとんどの方がカバーできるワイズとなります。

スニーカーはDワイズが多いようですが、海外基準のDワイズですので、日本(JIS規格)のDワイズとはイコールではありません。ただ、経験上かなり近いような気がします。おそらく日本のEワイズくらいに相当するといった感覚です。

足囲の計測方法
足囲の測り方

最近の若者の中には、幅が細めで甲も低めになってきている傾向が見受けられますので、足長に併せて「足囲」も計るとベストだと思います。また、柔道や相撲などのような足を踏ん張るスポーツをされている方は、足幅が広めの傾向があります。

ただ、ワイズは値だけでは、靴のサイズ選びには直ぐに役立ちません。がないと足のサイズ(足長)に対してのワイズが当てはめることもできないためです。

また、ワイズは足囲のため、幅や甲の高さのバランスによって、同じワイズの方でも、足幅と甲の高さが違う場合もあり、あくまで靴選びの目安にしかなりません。実際のワイズより細身の靴が履けてしまう場合もありますし、逆に幅広の靴でも履けない場合も希ですがあります。
靴選びの目安には、やはり「足長」が基本になってきます。


まとめ

以上のことから、筆者は足の全長である「足長」を、常にご自身で把握することの重要性を強く感じます。
特に幼少期から成人になるまでの足長の変化は著しく、靴の買い換えが追いつかない、また予め大きめを購入しブカブカで履いている、などは足の変形や将来の足の病気に繋がります。
また、成長が止まり成人を迎えても、年を重ねるにあたって足長はごく僅かではありますが変化します。
特に、高齢になると足のアーチが低下することで、足長が伸びることがあります。
ですので、常に足長を自身で把握することは、靴のサイズ選びの目安になり、よって健康的な足を維持でき、サイズ選びに失敗することが減ることで、経済的ロスを減らしつつ、靴のサイズが合わないことによる足の病気の予防にも繋がり、結果的に健康寿命を伸ばすことに貢献できると確信しています。
ぜひ、学校の身体測定(身体検査)や健康診断に足長計測を加えていただき、正しい靴選びができる日本人が増え、足の健康、そして身体の健康かつ健康寿命を伸ばすことができたら、靴屋として何より光栄なことだと思っています。


足のサイズ(足長)を計測する~正確な革靴のサイズを知ろう~

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