よくある質問(靴修理)

よくいただく質問(靴修理について)

靴修理についてよく頂くご質問を、以下にご紹介させて頂きます。
その他、ご不明な点等ござましたら、質問集Q&Aも併せてご覧ください。
お問い合わせ・ご質問は、お問合せフォームよりお気軽にどうぞ。
(返答に多少お時間いただくことがあります。)


Q:靴の種類によって修理できない場合はありますか?

A: はい。ございます。
一般的なドレスシューズやワークブーツ(甲革とソールとの接着面が平らな靴)でしたらほとんどが修理可能ですが、ソールの形状がつま先やかかと部分に巻きあがった形の場合や、甲革とソールとの接着面が平らではない場合は、製法上修理することができません。 また、カジュアルなスポーツシューズなども修理できない場合が多いです。(→修理ができない靴の例
ご心配な方は、お申込みいただく際に靴の写真を添付いただくか、メールに靴の写真を添付いただきご質問ください。

修理ができない靴の例

Q:ソールやヒールの交換時期(張り替えタイミング)について。どのくらいソールが減ったら修理した方が良いのでしょうか?

A: 下の写真A部分が薄くなっていたら交換時期です。

レザーソールの減り具合と交換時期
レザーソール(革底)中央部を手で押してベコベコするか確認

革底(レザーソール)や平らなラバーソールの場合は、一番減りやすい部分のソール中央部(写真A)を手で押してベコベコするようでしたら、ソールが薄くなっておりますので交換時期です。このままですとクッション性を失った状態ですので、歩行時の足の負担が増してしまいます。

グリップ溝(凹凸)が減ったソール

グリップ溝(凹凸)のあるラバーソールの場合は、凹凸がなくなり滑りやすさを感じたら交換をお勧めいたします。

<早めの修理をおすすめします>

ソールのウェルト部分の減り具合

また、できれば上写真の「ウェルト」部分まで達しない時期に修理されることをおすすめ致します。製法によってはウェルト交換ができない靴があるためです。(多少の減りは補修したうえで修理できます。)

■ヒール交換・修理の時期(タイミング)

ヒール革積み部分の減り具合と交換時期
紳士靴のヒール(かかと)部分、ウェルト、ヒールベース、トップリフト(化粧)

ソール交換時にはヒールも新しいものへ交換いたしますが、もしヒールのみでの修理をお考えの方への目安としては、写真のゴム部分までの減りでしたらトップリフト交換のみで修理可能な場合が多いですので、安く済みます。
それ以上減ってしまうと、ヒールベースの素材(革やラバー)を足しての修理になるか、ヒールベース丸ごと交換になりますので、少し高くなります。

外側が減ったゴムヒール

ご参考までに、ヒールは通常(歩行が正常であれば)外側から減っていきます。上の写真のAの部分(ヒールの外側)が、地面から1.5cm程度減ると足が傾いてしまい、歩行しにくくなるだけでなく、足にも悪影響だと言われていますので、早めの修理をおすすめ致します。


Q:写真のように、ソールに完全な穴が空いてしまいました。ソール交換修理は可能でしょうか?

穴の空いたレザーソール(革底)

A: はい、可能な場合が多いです。
アウトソール側から革を当てて、穴を塞いだうえでソール交換いたします。
中底(靴内の中敷き)側から補強が必要な場合は、別途料金が必要になる場合がございます。革の全敷き(インソール)を靴の形状に合わせて敷いて補強します。

穴の空いたレザーソール(革底)のソール交換修理前と修理後
※お問い合わせいただいた靴を、実際にソール交換修理した写真(グッドイヤーウェルト製法

Q:「ゴムヒール」と「革積みヒール+全ゴムリフト」とではどう違うのですか?

A: クッション性、重さ、耐摩耗性、見栄えに違いがあります。
「ゴムヒール」は、すべてゴムで造られていますので耐摩耗性に優れています。ただクッション性は劣り、革より重量が重くなります。 「革積みヒール+全ゴムリフト」の場合は、革を何枚か挟みますので、クッション性に優れ、重量もゴムヒールより軽くなります。ただ 表面のゴムリフトは耐摩耗性に優れていますが、ゴムリフトが減った後の革部分はゴムより摩耗しやすくなります。仕上がりの見栄えは、「革積みヒール+全ゴムリフト」の方が高級感があり、レザーソールとの相性も抜群です。


Q:製法を変えて修理(ソール交換)できますか?

A:マッケイ式製法なら、ほぼどんな製法の靴でも修理できます。
グッドイヤーウェルト式やブラックラピド式、セメント式やモールド式(ソール接着面が平らなもの)などの製法で造られた靴のほとんどは、マッケイ式で修理することができます。但しその逆はできません。 (ブラックラピド式への修理は可能な場合がありますので、ご相談ください。→製法を変えての修理
ご参考:靴の製法


Q:紳士靴は、何回でもソール交換できるものなのでしょうか?

A:いいえ。回数には限界があります。
グッドイヤーウェルト式やブラックラピド式などのウェルト(腰側)にアウトソールが出し縫いされている靴は、ウェルトの状態によって修理できなくなる場合があります。マッケイ式や他の製法の靴は、中底の状態によって修理できなくなる場合があります。ソール交換を繰り返すことにより、縫い穴が大きくなったり、多少ずれるため、革が切れてしまうことがあるからです。


Q:グッドイヤーウェルト製法の革靴の、ウェルトの交換はできますか?

A:いいえ。当店では通常 修理することができません。ただ、どうしてもの場合はご相談ください。
ウェルトの交換は、製造時の木型を用意できる製造元メーカーのみでしかできない修理となります。(ウェルト交換時は、甲革を再度木型に吊り込み直しますので、甲革の状態が悪いと修理できない場合があります。また、修理を受け付けないメーカーもあります。)ただ、どうしても交換をご希望される場合はご相談ください。甲革の状態が良ければ、手縫いによるウェルト交換(9,000円~)も可能な場合もございます。


Q:ドクターマーチンのエアクッションソールは、ソール交換修理は可能ですか?

A:はい、可能です。
ただ、純正ソールへはソールがご用意できないため不可能です。
なお修理の際は、マッケイ製法という縫いの方法で修理するのですが、エアクッションソールの元のままでは、 網状のため縫いに耐えられないので、網状の空間に特殊樹脂を流し込んで平らにして強度を向上させるため、元のエアークッションソール独自の履き心地は損なわれます。
修理ソールとしては、どんなソールへも修理可能ですので、ご希望のソールをご指定いただけます。


Q:クラークス・ワラビーのソールの張替え修理で、クレープソールではなく、ビブラムソールなど他のソールへ張替えすることは可能ですか?

A:はい、可能です。
修理方法としては、ミッドソール(レザーでもラバーでも可)を形成したうえでマッケイ縫いし、アウトソールを貼り付けいたします。


Q:近くに住んでいるのですが、そちらへ直接持ち込み、出来上がり後は直接引き取りに行くことは可能でしょうか?

A:いいえ。大変申し訳ございませんが、当店が通信販売専門ショップのため、今のところご来店での対応は行なっておりません。(倉庫作業などで出入りが多いためです。) ご不便おかけし深くお詫び申し上げます。宅配便・郵送でお送りいただき、出来上がり後も宅配便でのお届けとなります。


Q:料金表の価格は、靴の左右両方の交換の価格でしょうか?またこれは部品代と工賃の総額でしょうか?

A:はい。ソール交換、オプション料金は、すべて両足(左右両方)での修理価格です。もちろん部品代や工賃などを含めた総額となります。
ただ修理料金の他に、送料(全国一律)と、お支払いが代引きの場合は代引手数料が別途かかります。
また靴を当店へご郵送いただく際の送料はお客様のご負担となります。


Q:インナー(裏地)の破れは、修理可能ですか?

A: かかと部分(スベリ)は修理可能ですが、かかと以外は基本的には修理することができません。
靴を完全にバラすことができないことと、縫いを入れることができないためです。
ただ、革を上から貼り付ける方法で、補修することはできます。
その場合、履き口から手を入れて、革を上から接着剤で貼り付けるのですが、
うまく貼り合わせることができずよれてしまう場合があることと、ステッチ(縫い)を入れることができないため、足を入れたときにめくれてしまう、あるいは、履くうちに剥がれてしまう恐れがあります。
以上をご了承いただければ、補修を承ります。


Q:甲革の剥げや擦れ、破れの修理は可能でしょうか?

A:いいえ。大変申し訳ございませんが、甲革の破れや剥げなどの破損は当店では補修不可能な場合が多いです。軽微の剥げや擦れは、靴磨き(有料オプション)で目立たなくなる場合もありますが、さほど変わらない場合もあります。


Q:靴底から異音がします。歩く度に靴底からキュッキュッっと音がしますが、これはオールソール交換で直りますか?

A:直る場合と、直らない場合がございます。
今まで修理させていただいたお客様の中には、音鳴がオールソール交換で完全に直ったというお客様もいますし、直らなかったというお客様もいます。
音鳴の原因として考えられるのは下記のとおりです。

1、ソール内のシャンクが外れている、もしくは接着が一部外れている。
2、アウトソール、中物、中底、ヒールなど、歩行時いづれかの摩擦音。
3、歩行時、甲皮とライニング(裏地革)の摩擦音。

1、2が原因の場合は、シャンクや中物をしっかり接着し直せば解消する場合があります。
3が原因の場合は、修理不可能です。

お申込みの際に「音なり修理希望」とお申し付けください。
修理時に、シャンク再接着、その他点検など、音鳴解消を考慮した工程で修理させていただきます。追加料金は一切かかりません。
ただ音鳴の原因がアウトソールではない場合もありますので、治るとは限りません。
その点をご了承いただけますようお願い申し上げます。