革靴(ビジネスシューズ・紳士靴)のサイズがゆるい(大きい)場合の対処方法-インソール(中敷き)でサイズ調整する

革靴(ビジネスシューズ・紳士靴)のサイズがゆるい(大きい)場合の対処方法-インソール(中敷き)でサイズ調整する

革靴(ビジネスシューズ・紳士靴)のサイズがゆるい(大きい)場合の対処方法をご紹介いたします。
サイズがゆるい場合は、インソール(中敷き)で調整するのが一般的です。

【1】インソールを用意

インソールを用意する
(※写真の靴:PARASHOE 本革セミブローグ 茶色・マッケイ製法

インソールを用意します。
サイズに余裕がある場合は、厚めのタイプを選択します。
サイズ別に売られているものもありますが、今回はフリーサイズ(24.0~28.0cm)のタイプを用意しました。
ちなみにインソールを入れる写真の靴のサイズは「25.0cm」。

【2】インソールを入れてサイズを確かめる

インソールを入れてサイズを確かめる

インソールを靴に入れてみます。
さすがに、そのままだと大きくて入りません。(靴:25.0cm、インソール:24.0~28.0cm)

【3】カットするライン

インソールをサイズに合わせてカットするライン

フリーサイズのインソールには、サイズに合わせたカッティングガイドが入っていますが、今回はそれは使わずに、上写真の線部分(つま先両サイド)を、ハサミでカットします。

【4】インソールをカットする

インソールをカットする
ハサミでカットします。
カットしたインソール
カットし終わったインソール

つま先両サイドをカットしたインソール。

【5】靴に入れてみる

インソールを入れた革靴

カットしたインソールを、靴に入れてみます。
今回はぴったり入りました。
入らない場合は、【4】つま先の両サイド、様子を見ながらつま先部分を追加でカットします。

【6】カッティングガイドとの比較

インソールに同封されていたカッティングガイド。
「25.0cm」に合わせてカットしてしまうと、小さ過ぎてしまいます。
写真左のピンク枠線が「25.0cm」、右は今回カットしてぴったりのインソール。右のインソールの方が大きいです。

(関連ページ:靴にぴったり合ったサイズのインソールを作る方法

それでもサイズがゆるい場合

インソールを1枚敷いてもサイズが大きく余裕がある場合は、もう1枚追加して2枚敷くといった対処もありますが、履き心地を考慮し、より厚みがあるタイプに変更する、もしくは、つま先部分のみにもう1枚追加することをおすすめいたします。
つま先部分のみに追加する方法を、以下にご紹介いたします。

【1】もう1枚を貼る部分(範囲)

上写真の線より上の「A」の部分に、もう1枚追加し厚みをつけます。

【2】インソールをもう1枚用意する

インソールをもう1枚用意する

つま先に貼るように、もう一枚インソールを用意します。
今回は、クッション性の高いスポンジタイプを用意しました。
矢印の部分でカットします。

【3】つま先部分のみをカットする

カットしたインソール

カットしたインソール。

【4】端の段差をなくす

インソールの端にハサミを斜めに入れてカット

ポイントとしては、境目の段差を滑らかにするため、端にハサミを斜めに入れてカットします。

斜めにカットしたインソールの端の部分

斜めにカットした端の部分。

【5】両面テープを貼る

インソールの裏に両面テープを貼る

裏に両面テープを貼ります。

【6】つま先部分に貼り合わせる

インソールのつま先部分の裏に、両面テープで貼り付ける

インソールの裏に、両面テープで貼り付け完了です。
つま先のみに厚みをつけることで、足が靴内の前にずれるのを防ぎ、サイズの余裕が少なくなりますし、つま先のクッション性も増しますので、履き心地も良くなります。また、足の位置が靴内後部にとどまることで、かかとが安定し歩行しやすくなります。

つま先部分を無理なく厚くする方法(応用)

上記の手順でつま先部分に厚みをつけると、サイズはぴったりに調整できますが、逆にサイズが小さくなりすぎると、つま先が窮屈になってしまう場合があります。そんな場合には、つま先全体ではなく指のつけ根部分のみに、もう一枚追加する方法もあります。

【1】貼り付ける場所(範囲)

足指のつけ根の骨の部分

指のつけ根の骨の部分「B」の部分の裏に、もう1枚インソールを追加します。
「B」の形状に合わせて、インソールをカットします。

【2】インソールをカットする

インソールをカットする

「B」の形状に合わせてインソールをカットした後、すべての端の部分(3箇所)は、境界の段差を滑らかになるよう斜めにカットします。

【3】両面テープで貼り合わせる

インソールとつま先パットを両面テープで貼り合わせる

インソールの裏の「B」の位置に、両面テープで貼り合わせて完了です。
指のつけ根部分のみに厚みをつけることで、つま先(指先)の余裕はキープしながら、つま先全体に敷いたときとほぼ同様の効果を得ることができます。

【まとめ】

革靴のサイズがゆるいままお履きになると、歩行の度に靴内で足がずれ動くことで、足裏の汗もかきやすくなりますし、摩擦熱も生じ靴内の温度も上昇しがちです。また、靴擦れもしやすくなります。
インソールでサイズ調整することで、これらの現象も改善できます。
なお、街の靴修理店の中には、元の敷革(中敷き)を剥がして、つま先にフェルトを入れてサイズ調整してくれるお店もありますので、ご相談いただくと良いと思います。

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(文・写真/靴のパラダイス